社長、業務自動化やるってゆったよね…?

公開日:2021/03/06 / 更新日:2021/06/06

黄昏るOL
あずま朔太郎
あずま朔太郎

はじめまして。奈良で社内Webディレクターをしつつ、「他社さんの業務自動化」のサポートも行っている、あずま朔太郎です。

こんにちわ。ひよこです。冒頭からディープなフレーズですね。単純作業を自動化するのって、そんなに難しいの?

ひよこ
ひよこ
あずま朔太郎
あずま朔太郎

うむ。多くの中小企業でとん挫してますな。根本は専門家がこれをビジネスにしてしまうからだ。そこで私は、奈良の活性化を目的に、手間賃程度でサポートを始めたわけだ。

それが「内製化」を可能にする、ブラウザを使った業務改善の取り組みってやつですね。さっそく教えてください。

ひよこ
ひよこ

では、さっそく見ていきましょう。


  1. ご挨拶
  2. 1.とん挫する、中小企業の業務自動化
  3. 2.本の学習が進まないワケ
  4. 3.Webブラウザってどんな技術?
  5. 4.Web技術者の選定
  6. 5.もうひとつの選択肢「副業エンジニア」
  7. まとめ
step1.

とん挫する、中小企業の業務自動化



あずま朔太郎
あずま朔太郎

まず、「業務の自動化」を考えた時に、会社はどんな行動をとる?だいたい次の4つに集約されるはずなのだ。


1.システム会社に相談する

コストが合わないシステム会社

「単純な作業だし、これなら自動化できそうだ」そう思ったあなたは、とりあえず、情報収集も兼ねてなじみの「基幹システム屋さん」に相談するはずだ。

しかし結果はおそらくこうなる。

・コストが合わない
・しかも妥協が必要


2.流行りのRPAを検討する

流行りのRPAを検討する

AI教育し、単純なパソコン操作を覚えさせるRPA。しかし反面、IT革新に特化した専任を確保しなければ運用できないジレンマがある。余裕がある大手会社か、ITに強い企業向けだ。

・AIの教育が大変
・膨大なノウハウが必要
・計画的に導入しないと失敗する


3.社員に学ばせる

学んでもよくわからない

最近は「PythonとExcelで自動化」などの本が多数出ている。最初は理解出来そうな気がするが。。。

しかし結果はおそらくこうだ。

・読んだが理解できない
・応用ができない


4.Excelマクロで妥協する

Excelマクロで妥協する

結局は最終的に、色々な理由で前に進まなくなって、一番なじみのあるExcelのマクロでなんとかしようって事になる。

しかしこれも結果はこうだ。

・複雑になると重い
・使ううちにコードがおかしくなる
・実はやりたい事の多くが出来ない


なんか、簡単そうに見えて大変なんですね。このままだと自動化の話は社内でタブーになりそうです。

ひよこ
ひよこ


step2.

本の学習が進まないワケ



あずま朔太郎
あずま朔太郎

Googleで「Python 自動化」で検索してみると、色々出てくる参考書。大きな本屋なら10種類ほどは置いていて、自動化へニーズを感じるが・・・

Python本一覧

で、私は本屋に行って、実際に手に取ってさらっと内容を確認してみた。

結論としては「業務改善に向いている本が無い」という事だった。その大きな理由の一つが、「コマンドプロンプト」と呼ばれる黒い画面だ。全ての本で、コマンド入力による操作で説明されていたわけだ。

コマンドプロンプト

みた事がありますね。確かにこれだと社内のアナログ連中は「キーッ」ってなりますよね。でも、なんでこんなに不親切なんだろう?

ひよこ
ひよこ
あずま朔太郎
あずま朔太郎

Pythonはロボットをはじめ様々な用途で利用されるので、特定の出力方法ではなく、コマンド出力で説明しとるんやね。しかし実務ベースで考えた時は、Webサイトの様なビジュアル的な画面で操作出来る様にするのがベストだ。


操作はWebブラウザがベスト

ブラウザ画面
Web技術の相関図

で、これがブラウザで画面操作する時の技術イメージですか。
多くの参考書がこの知識を前提に構成されてるなら、もともと玄人向けの本って事ですよね。前提の知識が無い素人じゃ、そもそもこんな技術の存在すら知らないし、そりゃ挫折するしかないですね。。。

ひよこ
ひよこ

あずま朔太郎
あずま朔太郎

この様に、実務においては参考書に書いていないビジュアル的な画面が必須だ。それで初めて「誰でも」「簡単に」「直感的に」操作が可能になるし、様々な改善や非属人化も可能になる。しかしその為には、どうしても技術者のサポートが必要になってくる。

step3.

Webブラウザってどんな技術?



ところで、「ビジュアル的」以外に、ブラウザのメリットって何があるんでしょうか?

ひよこ
ひよこ
あずま朔太郎
あずま朔太郎

例えば、以下の様なWebサイトは一度は触った事があるだろう。技術的にはこれらが可能だ。

Webサービス

これらWebサイトは全世界に公開されているわけだが、実は社内ネットワークだけで公開するという事が出来るのだ。では、いくつかメリットを紹介していこう。


メリット(1).サーバー機が不要

Webサーバ機は不要

なんと、古いパソコンをWebサーバとして使える。技術者なら誰でも出来るレベルなので、基幹システムなどと違って、実質無料で構築できると思ってもらっていい。


メリット(2).どの端末からもアクセスできる

ブラウザ画面

Webシステムはブラウザで操作するので、ブラウザが入っている端末であれば、すぐにどこからでも操作が可能だ。社内のパソコン、タブレット、スマホ。全てでいきなりそのまま操作可能という事だ。


メリット(3).社内で自由に修正が可能

社内で自由に修正が可能

修正にややこしいツールは不要。メモ帳や秀丸などのテキストエディタを開いて、コードを修正して保存するだけだ。

もちろん修正前にはテキストファイルをコピーしてすぐ戻せる様にしてもらいたい。


メリット(4).セキュリティにも強い

高いWebセキュリティ

「Webだから危険?」いや、もう一度言うが、社内ネットワークにあるWebサーバは、見た目はWebサイトでも、外部からアクセス出来ない。社内の基幹システムを守るのと同じレベルで、ルータに守られている。

しかも、よく考えてみてほしい。通常Webサイトは全世界に公開されているわけだから、セキュリティはもともと相当厳しいのだ。


メリット(5).進化する多様なWeb技術

豊富なWeb技術

Web技術は年々サービスも多様化しており、その進化スピードも早く、将来性が非常に豊かだ。もちろん進化したからといって古い技術が使えなくなるわけではない。

また、「今後AIの技術が進むのなら、やっぱりPythonをベースですか」と聞かれる事が多いが、Webシステムは様々な言語を併用可能だ。「中小企業の業務自動化」の観点からは、今のところAI技術は不要だと思っていい。なので、最初は安定したPHP言語をベースにして、将来的にAIを検討する際にPythonを併用しても遅くはないのだ。

なるほどー。これなら確かに元手が少ないし、テキストで修正できるなら内製化もしやすいですよね。でもデメリットは無いんですか?

ひよこ
ひよこ

Webシステムの課題

Webシステムのデメリット

Webシステムは便利だが、あえて弱点をいえば、「自動化で使う元データを基幹システムが握っている」という事だ。

これは有料で基幹システム屋さんにお願いする事になるが、もしこれが自由に出力できる様になれば、Webシステムの恩恵を100%受ける事が可能になる。

もちろん、セキュリティの観点から、「誰がどれだけ」という制御は必要だが。

step4.

Web技術者の選定



あずま朔太郎
あずま朔太郎

しかし技術者を雇うコストも、中小企業の自動化が止まる大きな要因だ。ざっくりと相場を見てみよう。


1.派遣SE

派遣SE

最低コストは月額50万~が相場だ。 しかし安価なSEは経験が1~2年と非常に浅く、また会社での実務経験が少ない為、業務改善の提案や、メンテナンス性の観点からは期待できない。


2.フリーランスSE

フリーランスSE

一般的に1案件30万~が相場だ。 独立した個人の為、技術力を証明してくれる第三者がおらずピンキリ。またこちらも業務改善のアドバイスは期待できず、あくまでも「仕様通りに作る」事が前提だ。


わー。やっぱり結構かかるもんなんですね。ひとつ自動化してもらうのに最低でも30万とか50万とかだったら、元がとれないんじゃないですか。

ひよこ
ひよこ
あずま朔太郎
あずま朔太郎

そうですな。時給1000円の従業員が「毎日1時間×年220営業日」作業しているとすると、年間コストは22万だ。ペイするのに最短でも2年以上かかるんじゃ、そりゃ敷居も高くなるわな。

しかも「契約の切れ目が縁の切れ目」が前提のビジネスだ。作った後は技術者本人との連絡は禁止されており、仲介者を通してまた月額費用が発生したりする。私が冒頭「自動化が進まない根本は、専門家がこれをビジネスにしてしまうからだ」と言っていたのはこの事だ。

もうひとつの選択肢「兼業・副業エンジニア」




「家庭教師」的な技術者

あずま朔太郎
あずま朔太郎

そこで私がお勧めするのは、まずは短期で「家庭教師的なWeb技術者」を雇う事なのだ。

家庭教師の様な副業・兼業SE

まずは簡単な仕組みを作ってもらい、「動く仕組み」「学び方」「修正方法」「他に何が出来るか」などなどを教えてもらうわけだ。

時間をかけて調べて結局挫折するなら、最初から教えてもらうのが内製化への一番の近道なのだ。

step5.
あずま朔太郎
あずま朔太郎

つまり、私が奈良の活性化目的で兼業としてやっているのは、こういった家庭教師の様な事だ。

でも、派遣SEやフリーランスとの違いはなんですか?

ひよこ
ひよこ

3.兼業・副業Webエンジニア

あずま朔太郎
あずま朔太郎

まず、直接連絡が取れるわな。本業があるので、基本はメールでのやり取りになるが、私の場合は時間外なら会って話を聞いたりもしている。

あずま朔太郎
あずま朔太郎

次に、本業で「業務自動化」をやってるのでポテンシャルが高いってのもある。忖度しない提案型だ。言われた通りにやっても失敗する事が多いから、そこは妥協しない。

あずま朔太郎
あずま朔太郎

それに作るだけでなく、いつでも教える。内製化に向いている。教える費用は常識的な手間賃だけだ。派遣みたいに月額などいらん。むしろ内容によってはタダでいい。

1案件の費用はどんな感じなんですか?

ひよこ
ひよこ
あずま朔太郎
あずま朔太郎

相場は1案件10~20万くらいじゃないか?私の場合は1案件2~20万に設定している。案件によっては簡単に出来るものもあるから、私の場合はかなり幅を持たせているわけだ。

あずま朔太郎
あずま朔太郎

当然、Webサーバの構築は無料でやっている。奈良の活性化が目的なので、ある意味、趣味というか、ライフワークだな。。

すごい。2万ならすぐペイできるじゃないですか。仮に20万でも、1年でペイ出来るなら、派遣SEの「最低でも50万」に比べて一気に敷居が低くなりますね。

ひよこ
ひよこ

かかりつけ医的な役割

あずま朔太郎
あずま朔太郎

いつでも相談できる「かかりつけ医」だと思ってもらっていい。あなたの町のお医者さんだ。

かかりつけ医

前述したが、派遣SEはそれ自体が「まわしてナンボ」の商品だ。契約が終われば他社に行ってしまって連絡もとれない。

かかりつけの副業SEは、そりゃ本業があるから手は遅いかもしれんが、とにかく自由で、痒い所に手が届く。コスト面もそうだが、何よりも「相談できる技術者がいる」という事はかなり大きい。

「かかりつけ医」や「家庭教師」的な役割も柔軟にこなす事ができるので、まさに自動化の内製化に悩む中小企業にはうってつけなわけだ。

それに最近は自治体も前向きに取り組んでいて、「現役で活躍している他社のエンジニアを副業として中小企業に送り、根本的な改善を促進させよう」という動きが加速しているので、ぜひ商工会議所や自治体にも相談してみてほしい。

matome.

まとめ



いかがでしたでしょうか?

現時点ではまだまだメジャーな方法ではなく、兼業・副業エンジニア自体がまだ少数な為、探すのに手間取るかもしれません。

副業・兼業SE

しかし「兼業・副業エンジニア」のマッチングは、すでに国や県が前向きに検討していますので、まずは商工会議所などに相談していただくのが早道かもしれません。

私は珍しく、こうやってサイトを持っていますので、奈良県内の方でしたら、いつでもご相談ください。一緒に奈良を活性化していきましょう(^^)


ですが、ご注意ください。

副業をビジネスにする会社

世間では、「副業エンジニア」を「派遣SE」と同じ様な「ビジネス商品」として扱おうとするベンチャー企業も増えてきています。

これでは本末転倒で意味がありません。


あずま朔太郎
あずま朔太郎

業務改善について、他にも色々とまとめている。一読していただき、Webブラウザにおける業務自動化についての見識を増やしていただきたい。

ありがとうございました。

ひよこ
ひよこ

  1. ご相談について
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